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天狼 (雑誌) : ミニ英和和英辞書
天狼 (雑誌)[てんろう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [てん]
 【名詞】 1. heaven 2. sky 
: [おおかみ]
 【名詞】 1. wolf (carnivore, Canis lupus) 
: [ざつ]
  1. (adj-na,n) rough 2. crude 
雑誌 : [ざっし]
 【名詞】 1. journal 2. magazine 3. periodical 
: [し]
  1. (n,n-suf) records 2. document 3. magazine 

天狼 (雑誌) : ウィキペディア日本語版
天狼 (雑誌)[てんろう]
天狼」(てんろう)は、俳誌。1948年1月、奈良県丹波市町(現・天理市)の養徳社から創刊。主宰・山口誓子、編集・西東三鬼。三鬼、秋元不死男橋本多佳子平畑静塔らにより誓子を囲む同人誌として出発。当時用紙不足で新誌の発行ができなかったため、鈴木六林男らの「青天」を改題する形で創刊された〔辻田克巳 「天狼」 『現代俳句大事典』普及版、三省堂、2008年、363-364頁。〕。創刊同人にはほかに高屋窓秋など、あわせて12名が名を連ねる。第二芸術論に対する反応に俳壇が沸き新生が待望されるなか、創刊号の販売部数は1万近くに達した〔。
誓子は創刊号の巻頭言で、当時の俳壇に欠けている「酷烈なる俳句精神」「鬱然たる俳壇的権威」を実現したいと表明、またその見本となるべき同人の作品について「俳句のきびしさ、俳句の深まりが、何を根源とし如何にして現るゝか」を示すことを求めた〔〔あらきみほ 『図説 俳句』 深見けん二監修、日東書院、2011年、164-165頁。〕。この「根源」の語は議論を呼び、「天狼」内部では何が「根源俳句」であるかについて、「実在の真実への観入」(三鬼)「俳句的骨格の探求」(静塔)「東洋的無」(耕衣)など様々な意見が出され、外部からの批判・揶揄もあいまって昭和20年代の俳壇に活気を与えた〔〔坪内稔典天狼 」 『世界大百科事典』第2版(kotobank)。〕。
1953年に誓子が兵庫県西宮市に移り、これに伴って編集も三鬼から誓子に移行。編集はその後平畑静塔丘本風彦を経て1981年から松井利彦。同年7月号で誓子は「天狼」を自分の主宰誌とすることを宣言し、以後の誌面は微温性を増してゆく〔。1993年9月に誓子の体調悪化のため休刊、翌年3月に誓子が死去し、同年6月号(通巻548号)を出し終刊した〔。
== 主な参加者 ==
括弧内は各自の主宰誌・または代表を務める俳誌。退会者などを含む。★は創刊同人
*秋元不死男(「氷海」)★
*茨木和生(「運河」)
*上田五千石(「畦」)
*右城暮石(「運河」)
*榎本冬一郎(「群蜂」)★
*小川双々子(「地表」)
*加藤かけい(「荒星」「環礁」)
*孝橋謙二
*西東三鬼(「断崖」)★
*佐藤鬼房(「小熊座」)
*杉本幽烏(「冬木」)★
*鷹羽狩行(「狩」)
*高屋窓秋
*谷野与志
*辻田克巳(「幡」)
*津田清子(「圭」)
*永田耕衣(「琴座」)
*橋本多佳子(「七曜」)★
*波止影夫
*八田木枯(「晩紅」)
*平畑静塔
*細見綾子
*堀井春一郎
*三橋敏雄
*三谷昭
*山口波津女
*横山白虹(「自鳴鐘」)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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